通常、みなさんは週休2日でしょうか。
大抵の総合病院は、カレンダー通りの休日です。
通常外来は休診なので、正面玄関から入ると
「あれ、営業してるの?」とちょっと違和感がありますよね。
——でも、その玄関の奥では。
看護師たちが、平日より忙しく動いている日があるんです。
それが、救急輪番の日。
「土曜日=楽な勤務」と思われがちですが、
ぶっちゃけ、まったくそんなことないんです。
今日は、ふだんあまり知られていない
「救急輪番の日のナースのリアル」をお話しします。
救急輪番ってなに?
私の勤務する病院は、二次救急を担っています。
地域には「救急輪番体制」が敷かれていて、
それぞれの病院に役割があります。
- 一次救急:地域の当番制クリニック、市町村が運営する夜間診療所
- 二次救急:救急車が来る第一選択の病院
- 三次救急:二次救急ではできない高度医療を行う病院
私の病院(二次救急)は、必ず土日のどちらかが、
内科・外科のどちらか片方、または両方の救急輪番日になることがほとんどです。
救急輪番の日の、本当のリアル
私が勤める病棟は、外科系。
特に外科輪番の日は、平日以上に緊張して仕事をしている状況です。
なぜかというと——
救急車で運ばれてくる新しい患者さんを受け入れるだけでなく、
すでに重症の入院患者さんも、もちろんそのままいるから。
しかも、休日体制の看護師は、平日の2/3程度の人数。
「救急車、何時に来るかわからない」という緊張感が、1日中続きます。
通常の入院患者さんへのケアを進めながら、
ナースステーションには、救急外来からの連絡を待ち構える空気が漂う。
予定手術や検査がない代わりに、
予測できない緊急に、瞬発力で対応する1日。
それが、救急輪番日の正体です。
面会に来たご家族から「最近の様子はどうですか?」と質問を受けることもあれば、
急変対応で走り出すこともある。
💡 休日の病棟全般のリアル(清拭・更衣・1日1万歩など)については、別記事に詳しく書いています。よろしければこちらもどうぞ↓
👉 看護師の仕事を知らない方へ。休日の病棟で働くナースの1日
休日勤務の、ちょっといいところ
そんな緊張感のある救急輪番日ですが、
休日勤務の、ちょっといいところもあります。
ひとつめは、通勤にゆとりがあること。
朝の通勤渋滞や混雑から解放されるだけで、
心がふわっと軽くなる。
朝ゆっくりできると、ちょっとした心の余裕が生まれて、
それが患者さんに少し優しくできるにもつながる気がする。
ふたつめは、緊急入院や手術さえなければ、比較的定時で退勤できること。
そして、ゆっくり患者さんやご家族とお話しできたり、
じっくりケアができるところも、休日勤務の魅力。
…でも、ぶっちゃけ、それは運でしかない。
静けさも、患者さんにとっては大切
病院は24時間体制だから、と
コンビニのように考えている方もいるかもしれません。
でも、病院にも日中・夜間の区別はもちろん、
休日とのメリハリもあります。
「なんか今日静かだね、あぁ土曜なんだね」と——
そういうことでしか、曜日を感じ取れない患者さんもいる。
そんな入院生活の中で、
休日のこの少しの静けさも、
もしかしたら大切なことなのかもしれません🌙
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